旧優生保護法の下で不妊手術を強いられたとして、兵庫県内に住む女性2人が国に損害賠償を求めていた裁判で、24日、和解が成立しました。
兵庫県内に住む耳の聞こえない60代の女性2人は、旧優生保護法の下で説明がないまま不妊手術を受けさせられたとして、国に損害賠償を求めていました。
2024年7月の最高裁の判決で、国の賠償責任が全面的に認められたことを受けて、24日、神戸地裁で和解協議が行われ、国が2人にそれぞれ1500万円の慰謝料を支払うことで和解が成立しました。
原告の女性はー「2人とも一生懸命 勝訴に向けて頑張った2年間。苦悩もありました けれどもやっとすっきりした」「今後 差別をなくしてほしいと強く願っています」
旧優生保護法を巡る裁判の和解は全国で7件目です。