兵庫県養父市では明延鉱山の坑道で半年間熟成させた日本酒「仙櫻」が蔵出しされ、23日から販売されています。
1987年に閉山した養父市の明延鉱山の坑道内にある明寿蔵から取り出されたのは、純米吟醸酒「仙櫻」です。
坑道内は年間を通して平均気温が13度前後と安定していることから日本酒の熟成に適していて、仙櫻は5月に蔵入れされていました。
仙櫻は市内で有機栽培された酒米と氷ノ山の湧き水で醸造されたもので、早速関係者が試飲をして、出来栄えを確かめていました。
2023年の猛暑による米の不作で、出来上がった量は例年より少ないものの、香り高く深みのある味わいに仕上がったということです。
仙櫻は、23日から養父市内の3つの酒店と道の駅でのみ限定販売されます。