母国の教育の質を高めようとカンボジアの小学校の教員らが神戸市内の小学校を訪れ、日本の教育現場を視察しました。
神戸市立舞子小学校の6年生の児童から歓迎を受けたのはカンボジアから来日した小学校の教員や教育機関の職員たち12人です。
カンボジアでは教員が不足し、教育の質の向上や小学校での高い退学率が課題となっていて、開発途上国などの支援を目的に神戸市により設立された神戸国際コミュニティセンターは2022年からJICAの協力事業として、カンボジアの教育機関の支援に取り組んでいます。
今回の訪日研修では神戸市内の4つの小学校で視察や意見交換が行われていて、22日は舞子小学校の児童たちが学校の紹介をした後、音楽発表会に向け練習した合唱を披露しました。
また、来日した教員たちは児童たちと一緒に給食を食べて日本の教育現場を学んでいました。
カンボジアの教員たちによる訪日研修はことしが最後ですが、神戸国際コミュニティセンターは引き続きカンボジアとの交流を続けたいとしています。