病気や災害などにより親を亡くした子どもたちの進学を支援する「あしなが奨学金」の募金活動が兵庫県内8カ所で行われています。
あしなが育英会が運営する「あしなが奨学金」は、病気や災害などで親を亡くした子どもや、親に障害がある子どもたちを対象とした支援制度で、毎年、春と秋に全国で募金活動を行っています。
あしなが育英会によりますと、近年の物価上昇などにより2024年度の高校奨学金の申請者は過去最多の3487人となっていますが、資金難のため、兵庫県内では申請者の61%が奨学金を受けられていないということです。
19日は、神戸市のJR三ノ宮駅前で、奨学金を活用して学校に通う大学生らが街頭に立ち、自らの境遇や募金によって助けられたことの感謝を述べるなど、後輩遺児のために支援を呼び掛けました。
募金活動は、兵庫県内8カ所で20日と26日、27日も行われ、支援金は郵便振替などでも受け付けています。