地域の交通課題を解決しようと神戸親和大学で新たな交通手段を活用した取り組みが始まりました。
神戸市北区の神戸親和大学に続々と到着したのは、電動のトゥクトゥクです。
トゥクトゥクは、東南アジアの街中や観光地などで活躍する三輪自動車で小回りがきくため、狭い道でも難なく移動できます。
神戸市北区は道幅が狭い所や坂道が多い上、高齢化が進んでいて、神戸親和大学は交通課題の解決や地域の活性化を目指し、5台のトゥクトゥクを試験的に導入しました。
車両は運転手を含めて3人乗りで、最高速度は時速50キロ。
二酸化炭素を排出しないため環境にも優しく普通自動車免許があれば誰でも運転できます。
きょうはキャンパス内で試乗会が行われ、学生たちは早速乗り心地を体験していました。
神戸親和大学は今月26日からの大学祭でトゥクトゥクの試験走行を予定している他、来月上旬ごろから1年間実証実験を行い、将来的には自治体や企業との連携を図りながら、100台の導入を目指したいとしています。