2019年、対立する暴力団の組員をけん銃で撃ち、大けがをさせたなどの罪に問われている暴力団組長の男の裁判員裁判で、検察は15日、懲役20年を求刑しました。
指定暴力団神戸山口組系「山健組」の組長の男(65)は2019年、指定暴力団六代目山口組系の組員を拳銃で撃ったとして、殺人未遂などの罪に問われています。
10月15日神戸地裁で開かれた裁判員裁判で、検察は「証拠を総合的にみると犯人だと合理的に推認できる」「強固な殺意に基づく執拗かつ残忍な犯行」として、懲役20年を求刑しました。
一方、弁護側は「防犯カメラの映像は不鮮明で写っているのが被告かどうか分からない」などとして無罪を訴えました。
判決は10月31日に言い渡されます。