【ヴィクトリーナ姫路】初戦黒星も2戦目は快勝、SVリーグが開幕

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  • ヴィクトリーナ姫路 (左から)11宮部藍梨、5柴田真果、3田中咲希、10井上愛里沙、6森田茉莉、19チャッチュオン・モクシー(背)/©SV.LEAGUE

  • ヴィクトリーナ姫路 19チャッチュオン・モクシー/©SV.LEAGUE

■粘られ逆転負け

<SVリーグ女子>
●ヴィクトリーナ姫路 2-3 PFU(10/12)
○ヴィクトリーナ姫路 3-0 PFU(10/13)
——–
バレーボールの国内トップ「SVリーグ」女子が10月12日、開幕し、ヴィクトリーナ姫路は石川県かほく市で、PFUブルーキャッツ石川かほくと対戦した。

ヴィクトリーナ姫路は、パリ五輪出場の井上愛里沙・宮部藍梨、タイ代表のチャッチュオン・モクシーら主力の攻撃で、第1、第2セットを連取した。

しかし第3セットは、序盤に大量リードしたものの若さと勢いのあるPFUに粘られて落とし、第4、第5セットも連取されて、逆転負けを喫した。

昨シーズン、V2で19戦全勝のヴィクトリーナ姫路は、2年ぶりのリーグ黒星となった。

 

■「学びがあった」

翌13日の試合。

開幕連敗はできないヴィクトリーナ姫路を救ったのは、チーム最古参のサウスポー・田中咲希だった。

ライトからの切れのあるスパイクを要所で決め、チームは第1、第2セットを連取。

第3セットも、粘るPFUを寄せ付けず、15-9から田中とチャッチュオンのスパイク、宮部のブロックポイントなどで連続7得点を挙げ、一気に試合を決めた。

田中はチーム1の16得点を挙げた。

試合後、キャプテンの柴田真果(セッター)は、
「すごく学びのある2日間だった。きのうはPFUさんの粘りのあるディフェンスにやられたが、きょうは自分たちがディフェンスで粘れた。最後まで自分たちの流れを離さないように意識して取り組んだ」と語った。

またアヴィタル・セリンジャー監督は、
「昨日の敗戦から短時間で気持ちを切り替えることができ、本来の力を発揮することができた。スポーツに勝ち負けはつきものであり、勝つことはもちろん大事であるが、あまりそこにこだわらずもっともっとハイレベルなバレーボールを求めていきたい」とコメントした。

 

■久光とホーム開幕戦

開幕2戦を敵地で戦ったヴィクトリーナ姫路は、本拠地、ヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)に戻り、10月19・20日にホーム開幕2戦を行う。

相手は、パリ五輪出場の荒木彩花や元日本代表・長岡望悠らを擁するSAGA久光スプリングスで、両日とも12時5分に試合が開始される。
(浮田信明)

 
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