5年前、対立する特定抗争指定暴力団六代目山口組系の組員を銃撃し大けがをさせたなどの罪に問われている山健組組長の男の裁判員裁判が神戸地裁で始まり、男は起訴内容を否認しました。
特定抗争指定暴力団神戸山口組の傘下組織「山健組」の組長中田浩司被告(65)は2019年、対立する六代目山口組系の組員を殺害しようと拳銃を発砲し、5発を腹などに命中させ重傷を負わせたとして殺人未遂などの罪に問われています。
10月8日の初公判で中田被告は「私は犯人ではない」と、起訴内容を否認しました。
検察側は冒頭陳述で「犯行当日の現場周辺の防犯カメラ映像の分析結果などから中田被告が犯人であると立証していく」と主張しました。
一方、弁護側は「何者かによって事件が起きたことは事実だが被告は犯人ではない」と無罪を主張し、全面的に争う姿勢を見せました。
判決は今月31日に言い渡されます。