文化芸術や社会福祉など、さまざまな分野で功績があった個人や団体をたたえる「井植文化賞」の表彰式が兵庫県の神戸市内で開かれました。
「井植文化賞」は、現在の淡路市出身で三洋電機の創業者・井植歳男さんの遺志を継ぎ、さまざまな分野で功績があった兵庫県ゆかりの個人や団体をたたえるもので、神戸市垂水区にある記念館で表彰式が開かれました。
このうち「地域活動部門」は、神戸市東灘区の絵画教室「アトリエ太陽の子」が、受賞しました。
画家の中嶋洋子さんが設立した「アトリエ太陽の子」は、阪神淡路大震災の記憶を継承するため、長年、絵画を通じた防災活動に取り組んできた他、近年では、戦火の中、近隣諸国に避難しているウクライナの子どもたちへ神戸の児童が描いたヒマワリの絵や募金を送る支援活動を行っています。
この他、「科学技術部門」や「国際交流部門」など、6つの部門で個人が3人と3つの団体がそれぞれ表彰されています。