◾️阪神 0-2 DeNA/9月30日
レギュラーシーズン最後の甲子園での試合。
阪神2番手村上がDeNA宮崎に2ランを打たれた。
阪神は8回まで無安打。
サンテレビの中継は、広澤克実・下柳剛の両氏が解説した。
◾️投手陣が頑張った
(連覇を逃した阪神だが、29日のDeNA戦に逆転勝ちし、2位が確定)
下柳氏「(今年の阪神は)ピッチャーに”おんぶに抱っこ"のシーズン。前半戦は、2点以上取れない試合が続いたが、五分以上の星を拾った。ピッチャーがすごく頑張った」
広澤氏「プロ野球史上、開幕の3、4、5(番)が二軍に行った例って、たぶん無いと思う。ケガでなく、調子が悪くて落とされた。
9月の(森下、大山、佐藤輝の)活躍は見事ですよ。それが1カ月前だったらなと……タラレバは良くないですけど」
■青柳のCS登板は?
(阪神先発は今シーズン2勝3敗の青柳)
広澤氏「このあとのクライマックスシリーズ(CS)・日本シリーズに、青柳の調整がどのくらいうまくいってるのか……。もしかしたら、どこかで投げられるんじゃないか。(日本一を決めた)日本シリーズ第7戦みたいに」
(青柳は初回、二死1塁でオースティンを見逃し三振。2回と3回は、いずれも一死1、2塁のピンチを4-6-3のダブルプレーで切り抜け、3イニングで交代)
下柳氏「(3イニングで降板は)一応これで、CSへのテスト終了ですかね。ベイスターズの早打ちにも助けられたが、四死球がなかったのが一番の収穫」
(阪神は青柳-村上に続いて、ともに一軍初登板の佐藤蓮と川原がマウンドへ。いずれも1イニングを無得点に抑えた)
◾️秋山が引退
(阪神ひとすじ15年目の秋山拓巳が今シーズンで現役引退。通算49勝44敗。試合前に行われたファイナルピッチセレモニーの様子を中継内で紹介した)
秋山の挨拶「引退発表してから、泣いてばかりで、次の涙は、タイガースのみんなが頑張ってもらって、日本一まで取っておきたいと思います。15年間、ありがとうございました」
下柳氏「(現役の)後半は、ケガをしながら、もがき苦しみながらでしたけど、向上心を忘れずに、しっかり練習していた」
(試合終了後、秋山を阪神ナインが胴上げした)
◾️さあCSへ
(阪神は10/3のビジターDeNA戦で全日程終了。10/12から甲子園でCSファーストステージが行われる)
広澤氏「CSはDeNAと戦うことになると思う。野球なので、何が起こるかわからないが、(阪神とDeNAとの)底力の差はある。ただジャイアンツとは分からない」
下柳氏「CSでは、(戦力外の)当落線上にいる選手に活躍の場ができるかもしれないので、一つ一つ、大事に戦ってほしい」
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サンテレビの阪神中継もこの試合が今シーズン最後。
サンテレビ・石村雄史スポーツ部長は「連覇を目指して戦ってきたタイガースと同様、我々中継スタッフもファンの期待を感じたシーズンでした。
甲子園100周年や高橋遥人の復活登板など、印象に残る試合もお伝えできました。
日本一へ挑戦するタイガースをこれからも追いかけていきます!」
と語った。
(浮田信明)