丹波市にあるダムの管理トンネル内で、およそ半年間貯蔵・熟成させていた日本酒が30日、蔵出しされました。
丹波市の三宝ダムの管理トンネルから蔵出しされたのは、丹波市内の酒造会社「西山酒造場」「山名酒造」「鴨庄酒造」の3社が、貯蔵・熟成させた日本酒です。
この取り組みは、三宝ダムを管理する丹波県民局が、温度が1年を通して15度前後に保たれるトンネル内の環境を生かそうと提案して始まり、ことしで4年目を迎えます。
兵庫県の酒米「ヒョウゴ・サケ85」を原料としていて、ことし3月からおよそ半年間貯蔵。
低温でゆっくり熟成し、まろやかで飲みやすい酒になるということで、いずれも「去年を超える出来栄え」だそうです。
この貯蔵酒は10月12日から、それぞれの酒蔵や道の駅丹波おばあちゃんの里などで販売されるということです。