競輪の男性選手から性的な行為を強要されたとする女性選手が、日本競輪選手会に再調査を求める申し入れを行いました。
日本競輪選手会に再調査を申し入れたのは、関西地方の支部に所属していた30代の女性選手で、弁護士によりますと女性選手は2021年10月に、同じ支部の当時40代の男性選手からキスや性行為を強要されたということです。
女性はパニック障害とPTSDの診断を受け長期間レースを欠場していて、去年1月に男性の処分を求めて日本競輪選手会に調査を依頼しましたが、選手会は証拠不足を理由に処分せず、調査を打ち切りました。
これに対し女性の代理人弁護士は、「事実認定ができないのであれば第三者委員会を設置して判断するべき」などとして、9月20日に再調査を求める申し入れを行いました。
女性は10月4日までの回答を求めていますが、日本競輪選手会からはまだ回答はないということです。