阪神淡路大震災から30年となるのを前に神戸市の中学校では、防災とダンスを組み合わせたあるユニークな取り組みが始まりました。
体を動かして言葉のイメージを表現する生徒たち。考えているのは、ダンスの振付です。
神戸市須磨区にある太田中学校では、阪神淡路大震災で大きな被害を受けた街を勇気づけようと、オリジナルソングを作るなどして防災学習に取り組んできました。
震災から30年となる今年度は、3年生およそ140人が、お年寄りから小さな子どもまで誰でも体を動かしながら防災を学べる、オリジナルダンスの制作に挑戦しています。
ダンスの振付はもちろん、曲にのせる歌詞も生徒たちが考案していて、避難する際に気を付けることや非常時に役立つ防災グッズなど、命を守る身近な行動を学べる内容となっています。
30日は学校にプロの振付師らが招かれ、生徒たちはアドバイスを受けながら、自らアイデアを出して振付を考えていました。
生徒たちが制作したダンスは11月中に完成し、来年1月には防災啓発イベントなどで披露される予定です。