安産祈願の寺として知られる宝塚市の「中山寺」に納められた永代供養料計約7770万円を着服したとして、寺の元財務部担当課長の男(51)が逮捕されていたことが分かりました。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、宝塚市にある「中山寺」の元財務部担当課長の男(51)です。
警察によりますと、男は2017年4月から2022年10月までの間に、108人から受領した永代供養料計約7770万円を横領した疑いが持たれています。
男は当時、会計業務に従事していて僧侶から供養料を受け取った後事務手続きを偽装し着服を繰り返していたとみられ、寺の内部調査で発覚したということです。
男は2023年3月に寺を懲戒解雇されています。
調べに対し男は「横領したが1件1件は覚えていない」と話していて、着服した供養料は飲食代や投資に充てていたということです。