20世紀美術の巨匠、デ・キリコの画家人生を振り返る特別展が、神戸市立博物館で開かれています。
まるで夢の中に迷い込んだかのような謎めいた世界。観る人を時間や感覚の外側へといざないます。
神戸市中央区の神戸市立博物館では現在、20世紀美術を代表するイタリアの巨匠、デ・キリコの作品を集めた特別展を開催しています。
デ・キリコは、22歳の秋、イタリア・フィレンツェの広場で、ふと「あらゆるものを初めて見ているかのような不思議な感覚」にとらわれます。
この奇妙な体験から着想を得た独自の世界観は、「形而上絵画」と呼ばれ、あまたの芸術家に影響を与えました。
会場では、初期から晩年までの作品100点以上を展示。
世界中から集められた貴重な作品と共に、デ・キリコの画家人生を振り返ることができます。
この特別展は、神戸市立博物館で12月8日まで開催しています。