所有する物件のサブリース契約の解除を求めて、加東市の男性が大阪の不動産会社を相手取り神戸地裁に提訴しました。
訴えを起こした加東市の高本博之さん(63)は市内で所有する2棟のアパートについて、大阪の大手不動産会社「生和コーポレーション」のグループ会社とサブリース契約を結び、家賃収入を得ながら、管理を任せています。
しかし、賃料が値下がりし、家賃収入に赤字が続くことから契約を解除しようとしたものの応じてくれないということです。
契約書には「いつでも契約を解除することができる」と記載されていますが、生和グループ側は、契約書に記載のない法律を盾に正当な理由がなければ解約できないと主張しているということです。
9月25日、高本さんは契約の解除と、建物の明け渡しなどを求めて神戸地裁に提訴しました。
今回のトラブルについて生和グループ側は、これまでの取材に対し「個別の事案なのでコメントは差し控える」としています。