尼崎市は、2026年4月に開校する不登校の中学生を対象にした「学びの多様化学校」で学校名を募集すると発表しました。
兵庫県尼崎市では、全国的に増加する不登校の児童生徒に対応するため不登校特例校「学びの多様化学校」を設置し、2026年4月の開校に向け準備を進めています。
「学びの多様化学校」とは、学習指導要領にとらわれずカリキュラムが組める文部科学省指定校で、県内では神戸市に続き2例目の設置となります。
尼崎市の中学校の不登校生徒は近年増加傾向で、2022年度は1000人あたり86.2人と全国平均の59.8人を大きく上回っています。
学校の定員は40人程度で、校舎は尼崎市立成良中学校琴城分校の跡地に建てられる予定です。
開校に向け、市では10月1日から1カ月間、新しい学校名を募集すると発表しました。
また、市では、フリースクールなどの利用料補助を10月1日から始めると発表しました。
阪神間で初となる取り組みで対象は市内に住む不登校児童生徒で上限は1人につき1カ月1万円です。