兵庫県神戸市が進める王子公園の再整備事業で9月下旬から解体が始まる王子プールの建材にアスベストが含まれていることが分かり、9月22日に市民団体が住民向けの説明会を開きました。
この説明会は、王子公園への大学誘致などに反対する市民団体が開いたもので、周辺住民など約50人が参加しました。
王子公園の再整備事業に伴い、9月下旬から解体工事が始まる王子プールには、神戸市の事前調査でプールの管理棟やスタンドの天井や壁に、アスベストを含む建材が使われていたことが分かりました。
神戸市は「飛散度合いは低く適切に処理すれば飛散しない」としていますが、9月22日の説明会で、一級建築士の市原直尚さんは「神戸市が示したアスベストの除去方法では対策が不十分」などと指摘し、市民からもより詳しい説明を市に求める声があがりました。
市民団体は9月25日に神戸市側と面談し、今後の取り組みなどについて質問するということです。