斎藤知事の疑惑を告発した文書を巡る一連の問題で、9月19日の兵庫県議会で知事の不信任決議案が全会一致で可決されました。
午前11時に始まった9月議会。
新たな事業に向けた補正予算案の審議とともに、大きく注目されたのが斎藤知事の不信任決議案です。
県の元西播磨県民局長が文書で告発した知事によるパワハラや贈答品の要求などの疑惑。
一連の対応を巡り、県議会の86人全員が知事に辞職を求めていましたが、9月19日までに辞職しなかったことから、県議会の全ての会派と無所属議員が共同で知事の不信任決議案を提出しました。
【自民党 戸井田祐輔 県議】
「来年度予算は新たに県民の信任を得た知事の下で編成されるべきであります よって斎藤知事にその要職を任せることはできません」
投票の結果、全会一致で可決されました。
議会終了後、知事は…
【兵庫県 斎藤元彦知事】
「これは大変重い議会側の選択です 一方で私にとっても重い状況をある意味示されたということ しっかりと考えるということが大事だと思います 自分自身の思い 兵庫県にとってどういうことがこれから大事かということ そういったことも考えながら自分自身の心に問いながら考えていきた」
可決を受け、知事は10日以内に失職、もしくは議会の解散どちらかの選択を迫られます。