神戸港の新アリーナ「稼働率は80%超に」、開業まで200日

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  • 建設中の「ジーライオンアリーナ神戸」(神戸港第2突堤)/ 提供:One Bright KOBE

  • (左から)KPMGコンサルティング:宮原正弘社長、One Bright KOBE:渋谷順社長、シン・エナジー:乾正博社長 (神戸海洋博物館)/ 提供:One Bright KOBE

■MISIAコンサートも

来年4月の開業に向け、神戸港第2突堤に建設が進む「ジーライオンアリーナ神戸」の開業200日前メディア発表会が9月12日、神戸海洋博物館(メリケンパーク)で行われた。

アリーナ運営会社「One Bright KOBE」(ワン・ブライト・コウベ=神戸市)の渋谷順社長は工事の現状について、「外装工事はほぼ完了し、内装工事に移っている。工事進捗率は8月末現在で75%で、順調に進んでいる」と報告した。

新アリーナは1万人収容で、バスケットボールB2神戸ストークスが年間30試合のホームゲームを行うほか、音楽コンサートや企業イベントなどの開催が見込まれている。

開業の来年4月には、神戸ストークスがシーズン終盤の4試合を行うほか、MISIAのライブツアーも行われる予定。

渋谷氏は「2025年の稼働率は80%を超える見通し。好調に予約が埋まってきている」と語った。

 

■“脱炭素化”仕様

メディア発表会では、新アリーナが再生可能エネルギーを100%使って運営されることも明らかにされた。

再生可能エネルギーの開発を手掛ける「シン・エナジー」(神戸市)がバイオマス発電による電力を供給する。

シン・エナジーは今シーズン、神戸ストークスの“胸スポンサー”にもなる。

新アリーナの周辺には公園やイベントスペースも整備される計画で、第2突堤全体に「TOTTEI」の愛称が付けられた。

発表会では、One Bright KOBE、シン・エナジーと、「KPMGコンサルティング」(東京都)の3社社長が壇上に立ち、TOTTEIを中心にした神戸の新たな魅力づくりについて思いを語った。
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神戸海洋博物館では、ジーライオンアリーナ神戸や神戸ストークスの歩みを紹介する企画展が10月27日まで開かれている(月曜休館。月曜が祝日の場合は翌日休館)。
(浮田信明)

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