神戸市会の議員が職員に威圧的な言動などで要望を繰り返したとして、市が条例に基づく不当要求と判断したことについて、神戸市の久元市長は「市の対応は適切だった」との認識を示しました。

サンテレビが公開請求した公文書によると、須磨区選出の村野誠一市議はことし2月、新年度予算案について事前に説明がなかったことに不満を持ち、担当局の職員に対し電話で「お前は信用できない」などと叱責。

関係者によると村野市議は、他にもこの職員に対し、電話などで要望を繰り返していたということです。

市はコンプライアンス条例に基づき、ことしの2月から5月の5件について不当要求にあたると判断。

一方、村野市議は「当時の発言や要求が不当要求にあたるとは考えていない」としています。

一連の問題について神戸市の久元市長は、「議会と執行機関との間で信頼関係を構築していく努力が必要」としています。