兵庫県の斎藤知事らを告発した文書を巡る一連の問題で、県議会最大会派の自民党など4つの会派と無所属の議員が知事に辞職を求める申し入れを行いました。
申し入れを行ったのは、県議会の自民党、公明党、立憲民主党などの議員が所属する「ひょうご県民連合」、それに共産党の4つの会派と無所属の議員4人で、服部洋平副知事に申し入れ書を手渡しました。
申し入れ書では「県政への信頼は大きく損なわれ危機的状態にある」「健全な県政と職員が安心して働ける職場を1日でも早く取り戻し、新たに信任を得た知事のもとで来年度予算を編成するためには斎藤知事の即時辞職が必要」などとしています。
一方、斎藤知事は12日朝、まだ正式に申し入れ書を受け取っていないとした上で、「9月議会に向けてしっかりやっていく」と述べました。
9月9日には維新の会が単独で、斎藤知事に対し辞職と出直し選挙を求める申し入れを行っていて、これで86人の県議全員が知事に辞職を求めたことになります。
知事が辞職を拒否すれば9月19日の9月議会初日に、自民党など複数の会派から不信任決議案が提出される見通しです。