パリパラリンピック車いすテニスの女子シングルスで、兵庫県明石市出身の上地結衣選手が金メダルを獲得し、日本勢初となるダブルスとの2冠を達成しました。
車いすテニス女子シングルス決勝で、上地は3年前の東京大会決勝で敗れた世界ランキング1位・オランダのディーデ・デフロートと対戦。
第1セットは落としたものの、攻めの姿勢を貫いて第2セットを奪い返し、フルセットの末、宿敵に勝利しました。
上地は2016年のリオデジャネイロ大会で銅メダル、前回の東京大会では銀メダルで、4回目のパラリンピック出場となる今大会で初めて金メダルを獲得しました。
日本勢としては女子シングルス初制覇で、ダブルスとの2冠も初の快挙です。
上地選手は試合後、ジュニア選手らへのメッセージとして「早く強い選手になって、一緒に日本代表として戦えるのを心待ちにしている」と語ったということです。