斎藤知事の疑惑告発文書問題を調べる、県議会の百条委員会で証人尋問が行われ、片山安孝元副知事が「徹底的に調べてくれ」と斎藤知事から指示を受けたと証言しました。
証人尋問はインターネット中継も含めて全面公開で行われ、弁護士同席で証言した片山元副知事は、知事が告発文書を入手した翌日の3月21日、秘書課から知事室に来るよう連絡があった経緯を説明しました。
片山元副知事は3月25日に、斎藤知事の疑惑告発文書を作成した元西播磨県民局長を直接聴取しており、その時のやりとりを収録した録音データを聞いた委員からは…。
奥谷委員長
「(録音データは)『仲間がいれば仲間もどうなるか分からない』と一種の人事権をちらつかせた脅しだと思うが?」
片山元副知事
「その時のひとつひとつの発言について、厳しいところがあったのは委員長のご指摘の通り」
「共同行為者がいることを知事から『徹底的に調べろ』と言われましたから、当然、共同行為者を調べなければいけない」
元県民局長が公益通報者保護法の保護対象であるという認識があったかどうかについては…。
-通報者を保護しなければいけない認識は?
片山元副知事
「ありませんでした」
このあと午後3時からは斎藤知事の証人尋問が行われる予定です。