兵庫県の斎藤知事による職員へのパワハラなどの疑惑を巡り、日本維新の会は8月31日、兵庫の県議団と会合を開き、次回の百条委員会での知事の証言などを踏まえて不信任決議案の提出も含め、党として対応にあたる方針を固めました。
元県民局長が作成した告発文書の内容を調べるため、兵庫県議会が設置した百条委員会で、8月30日はパワハラ疑惑について、斎藤知事の証人尋問が行われました。
これを受け、3年前の知事選で当時新人で立候補していた斎藤知事を推薦していた日本維新の会は、神戸市内で兵庫県議会の議員団らと臨時の会合を開催。
一連の問題を受け、党としての対応を協議し、不信任決議案の提出の可能性を含め、9月6日に予定されている知事への証人尋問後に、方針を決定することで合意したということです。
藤田幹事長
「我々は知事を当初から擁護するわけでもなく、政治的な意図をもって糾弾するつもりもなく、あくまで中立的に是々非々に真相究明をすべきだという立場を貫いてまいりました。県議団や県連のみなさんから引き続き意見をいただいて、来週知事が出頭する百条委員会をしっかり精査したい」
この他、告発文書を巡っては立憲民主党の県議らでつくる「ひょうご県民連合」が、9月議会で知事の不信任決議案を提出する方針を固めています。