兵庫県の元県民局長が斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した文書を巡り、県議会の百条委員会で斎藤知事の証人尋問が行われました。
30日の百条委員会では、元西播磨県民局長の男性の文書に記された7項目の疑惑のうち、知事のパワハラ疑惑の調査を進めています。
30日は、幹部職員を含む4人の職員の証人尋問が行われました。
職員は20メートル歩かせたことで「怒鳴られて叱責を受けた」「声を荒げて机を叩いた」といった事例を語り、「社会通念上の業務に必要な範囲内と思わない」という認識を示しました。
また、3月27日片山元副知事から文書の内容について呼び出され、「あまりしゃべりすぎるなよ」と言われたと証言しました。
午後3時から斎藤知事の証人尋問は、インターネット中継や報道陣の撮影など、全面公開で行われました。
問題の発覚後、文書や元県民局長について「嘘八百」「公務員として失格」と述べたことについては…。
9月5日と6日の百条委員会では、参考人として公益通報者保護に詳しい上智大学の奥山俊宏教授と山口利昭弁護士に出頭を求めます。
また、贈答品や公益通報について、9月5日に5人の県職員、6日は片山安孝元副知事と斎藤知事の証人尋問が予定されています。