■ミーティングに1300人
サッカーのアジア王者を決めるACLエリート(AFCチャンピオンズリーグ エリート=以下ACLと表現)が9月に開幕する。
昨年のJ1チャンピオンとして、3回目のACLに臨むヴィッセル神戸は8月28日、ホーム・ノエビアスタジアム神戸で「一致団結ファンミーティング」を開催した。
チームの「エバンジェリスト(伝道者の意)」槙野智章氏がMCを務め、GK前川黛也、MF飯野七聖、DF岩波拓也の3選手が1300人のファンの前で抱負を語った。
ヴィッセル神戸は、9月17日の初戦をブリーラム・ユナイテッド(タイ)とアウェイで戦ったあと、10月2日のホーム初戦で山東泰山(中国)と戦う。
3選手の主な発言を紹介する。
■悔しい大会/前川黛也
「昨季、優勝した結果として出場することができるので、責任をもって臨みたいです」
「僕が出場した大会の中でもACLは本当に悔しい結果でした。僕の力のなさを感じた大会でもあります。今度こそ、チームに貢献できるようにACLを戦いながら、良い競争をしてチーム全体が優勝できるような力を付けるためにも、日々の練習から頑張っていきたいです」
■縁起が良い/飯野七聖
「ACLは僕がヴィッセル神戸で唯一得点をあげた(2022年ラウンド16・横浜FM戦)大会です。個人としてもとても縁起の良い大会です」
Q.過密日程となるが–
「試合が多ければ多いほど楽しみです。ピッチに立って自分の価値を高めていくために、どの選手も日々準備しています。ただ中2日、中3日でどんどんと試合が続いていくのでコンディションの維持がすごく大切になってくると思っています」
■誇らしい/岩波拓也
「(アカデミー時代も含めて)昔から神戸にいた選手としては、こうして新しくヴィッセル神戸でACLを戦えるということは、すごく誇らしい気持ちです」
Q.浦和時代に優勝–
「中国で6万人、7万人の観客が入って、完全アウェイでの試合がありました。今回も中国のチームとの対戦がありますが、そういったアウェイの試合を耐えて、勝点1を持ち帰ってからのホームでの声援にはすごく力をもらいました」
■8戦して決勝Tへ
ACLには、ヴィッセル神戸、川崎F、横浜FMなどアジア24チームが出場する(下位のACL2には広島が出場)。
東西2グループに分かれてそれぞれ8戦し、上位8チームずつ計16チームが決勝トーナメントに進む。
ヴィッセル神戸は過去2回のACLでいずれも決勝トーナメントに進出し、2020年はベスト4、2022年はベスト8まで進んだ。
・10月2日 v/s山東泰山(中国)
・11月5日 v/s光州FC(韓国)
・11月26日 v/sセントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)
・2月11日 v/s上海海港(中国)
※試合開始はいずれも午後7時
(浮田信明)