台風10号の接近を受けて、兵庫県は災害警戒本部会議を開き、今後の台風への対策について対応を協議しました。

台風10号は8月30日午前9時の観測によりますと、大分県国東（くにさき）市付近にあってゆっくりとした速さで北東に進んでいます。

中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。

神戸地方気象台によりますと、台風10号は勢力が弱まってきているものの南からの温かく湿った空気が流れ込み、線状降水帯が発生する恐れがあることから大雨災害に対して警戒を呼び掛けています。

29日夜、兵庫県南部では線状降水帯が発生し、南あわじ市付近で110ミリの猛烈な雨を観測しました。

一時、南あわじ市全域と洲本市の一部に避難指示が出ましたが、8月30日の朝までに全域で解除されています。

兵庫県は、災害警戒本部を設置し、台風10号の対策について協議しました。