兵庫県立大学は、元事務職員の女性が、国から支給される研究費およそ600万円を着服していたと発表しました。
兵庫県立大学によりますと、神戸市西区の神戸商科キャンパスで事務職員だった女性(58)は、2019年からおよそ4年間にわたり、国から助成される研究費を着服していたということです。
女性は研究費の経理担当で、複数の教員の研究活動合わせて89件で架空の請求書を作成し、合わせておよそ600万円を自分や家族の口座に振り込んでいました。
去年、女性が退職後教員が請求書に不審な点を見つけ、調査の中で女性による着服が分かったということです。
女性は大学の聞き取りに対し着服を認め、「お金に困っていた」などと話していて、一部の金額のみ返還しているということです。
大学は業務上横領などの疑いで刑事告発する予定です。