神戸市立科学技術高校の生徒たちが廃棄される車いすを修理して海外の人たちに寄贈するボランティアを行っていて、27日、通算3000台目の車いすが発送されます。
神戸市立科学技術高校が20年前からボランティア活動として参加している「空飛ぶ車いす活動」は、使われなくなった車いすを修理し、アジアをはじめとした車いすの購入が困難な海外の人たちに寄贈する取り組みです。
生徒たちは病院や施設などから廃棄予定の車いすを譲り受け、タイヤを交換したり「さび」を取ったりしながら丁寧に直します。
科学技術高校では年間およそ100台を修理し発送していて、27日、通算3000台目の車いすが修理され、タイに向けて発送されます。
生徒たちは今後の目標として、海外を訪問し、車いすを直接手渡したり、出張整備や交流の機会などを設けたいとしています。