知事のパワハラ疑惑など調査する百条委 県職員へのアンケート中間報告を公表

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斎藤知事のパワハラ疑惑などを調査するため実施された、兵庫県の職員へのアンケート調査の中間報告が公表されました。

県の元幹部職員が告発した、斎藤知事によるパワハラ疑惑などを調査するため、県議会の百条委員会は7月31日から8月14日まで、県の職員およそ9700人を対象にアンケート調査を行いました。

回答はおよそ6700人から集まり、このうちおよそ4600人分を精査した中間報告が公表されました。

中間報告では、知事のパワハラについて「実際に知っている」と回答したのは1.3%、「人づてに聞いた」などを含めると約40%が「見聞きした」と回答しています。

【寄せられた回答の一例】
■エレベーターに乗り損ねた際県職員に「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と大声で怒鳴りつけた
■意に沿わない回答をすると机を叩いて怒りだす
■机の配置が気に入らない、ペンのインクが出にくい、些細なことで部長等幹部をにらみ、叱責していた
■自分が出席するイベントに取材が入っていないと激怒する
■姿見や木製ハンガー、着替える個室がないと激怒する

一方、知事が企業や自治体から贈答品を受け取ったという疑惑については、「実際に知っている」と答えたのは0.9%、これを含め約2割が「見聞きした」と回答しています。

【寄せられた回答の一例】
■地元特産品のPR用(試食とは別にマスコミ写真記事用に用意)の品々を全て持ち帰った
■皮革製品の生産現場を視察した際、40万円相当の革ジャンを試着して「これはいい。もらえないか」とおねだり

百条委員会では23日、告発文書に書かれた疑惑のうちパワハラに関する調査のため、初めて証人尋問を開いていて、8月30日には知事自らが証人として出頭する予定です。

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