◾️阪神 3-1 広島/8月23日
連覇を狙う阪神にとって、負けられない広島3連戦の初戦は、先発・高橋遥人の力投で勝利した。
サンテレビの中継は、元広島監督の緒方孝市氏が解説した。
◾️5差は大きい
(試合前の時点で、首位・広島とは5ゲーム差の3位・阪神)
緒方氏「残り試合が少なくなってきて、5ゲーム差は大きい数字ですね。阪神はこの3連戦、最低でも2勝1敗。できたら3連勝、狙っていかないといけない。一方、カープは3連敗しなければいいだろうと……気持ち的には楽なんです」
◾️振れている佐藤輝
(阪神は初回、3番・森下が広島先発の玉村から3塁打。4番・佐藤輝明も初球をセンターへ弾き返し、フェンス直撃のタイムリー3塁打で1点先制)
緒方氏「(佐藤は)ファーストストライクはファールになるケースが多かったが、きょうはしっかり振れている」
(阪神は4回に1点を追加し、5回、二死2塁で再び佐藤)
緒方氏「大振りしなければ…」
(佐藤は6球目を叩いた)
村上アナ「捕らえた打球!ライトの右、抜けて行きました」
緒方氏「ああ、ナイスバッティングですね。簡単に引っ張って行きました。状態、いいですね」
(佐藤のタイムリーで阪神が3点目)
◾️理想的な投球
(復帰2戦目、中11日の高橋遥人は序盤、順調な滑りだし)
緒方氏「低めに力のある球が行っている。素晴らしい所に制球している。そこからボールになるスライダー……なかなか打者としては、捕えるのは難しい」
(高橋は6回までヒット2本、三振7個)
緒方氏「低めの制球ができて、高めの釣り球。打者は付いていけない。理想的な投球をしている」
(結局、高橋は7回無死で交代。91球、失点1で2勝目を挙げた)
緒方氏「7イニング(終了)まで投げてほしかったという思いはあるが、十分、次につながると思う。大きな戦力が帰って来ましたね。非常な収穫があった」
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阪神の勝利で広島とのゲーム差は「4」に縮まった。
24日の予告先発は阪神が門別、広島が大瀬良。18時プレーボール。
(浮田信明)