「社会課題への挑戦」をテーマにした、中小企業の新たな取り組みを紹介する発表会が神戸市内で開かれました。
この発表会は兵庫県中小企業家同友会が開いたもので、県内の3つの企業が社会課題の解決を目指した新しい取り組みを紹介しました。
洲本市のいせや写真館は、「車いすの人が着ることができる振り袖はありますか?」という声をきっかけに、貸衣装業も行う強みを生かし誰でも簡単に着付けができる、上下に分かれた振り袖を開発。
利用者からも好評で、今後、全国の車いす利用者に届けたいと話していました。
また、神戸で大工工事業を営む大匠は、高齢化などで職人が減る中、社内の教育体制を生かして未経験の女性でも大工になれるよう採用を始めたところ、5人の女性大工が育ち、現場で活躍している実績を紹介しました。
職場の雰囲気が良くなったり、仕事も丁寧で好評だということです。
その他、姫路市で皮革を扱う会社は、廃棄されるシカなどの皮を高い技術力で製品化した事例を発表していました。