斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した県の元幹部を、公益通報者保護法の対象とせず懲戒処分を下した知事の対応について、県の市長会は「不適切」とする意見を盛り込んだ文書をまとめたことが分かりました。
県内29の市で作る「兵庫県市長会」は8月7日、臨時の総会を開き、県政の混乱の収束に向けて意見を交わしました。
この中で出た意見を取りまとめた文書で、自身のパワハラ疑惑などを告発した県の元幹部の男性を、公益通報者保護法の対象とせず停職3カ月の懲戒処分とした知事の対応について、「不適切」だとする意見を盛り込んだことが分かりました。
市長会にも出席した西宮市の石井市長は21日の定例会見で、「私は不適切かどうかの判断を持っていない」とした上で、知事の対応に意見を述べました。
市長会では県政の改善を求める知事への要望書を23日、提出する予定です。