神戸港の新アリーナ、大型ビジョンや音響で“感動体験”

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■来年4月に開業

神戸港に巨大な建物が姿を現している。

1万人収容の「ジーライオンアリーナ神戸」。
来年2月の竣工、4月の開業へ向けて建設が進んでいる。

場所はポートタワーから東の「第2突堤」で、270度、海に囲まれた水辺のアリーナとなる。

建設中の「ジーライオンアリーナ神戸」 / 神戸港 第2突堤

神戸のプロバスケットボールチーム・B2神戸ストークスのホームアリーナとなるほか、コンサートやイベントなども行われる。

■巨大ビジョンを常設

アリーナの運営会社「One Bright KOBE」はこのほど映像・音響などの演出設備について、イメージ図とともに発表した。

屋内アリーナでは最大級のLEDビジョン(横幅24㍍、高さ13㍍、面積312平方㍍)が東側一面に常設され、神戸ストークスの試合では、選手のプレーを大迫力で映し出す。

また天井から吊り下げる「センターハングビジョン」は12面構成で、試合のスコアが表示されるほか、リプレイ映像などがどの座席からも楽しめる。

このほかアリーナを270度囲む全長183㍍の横長ビジョンを観客席の上に設置し、一体感を増幅する。

試合イメージ(右がLEDビジョン、中央がセンターハングビジョン)

■臨場感ある音響

アリーナ施設は地上7階建て。

座席は馬蹄形に並び、どのエリアからもステージの臨場感を体験できる設計になっている。

音響面では、複数のスピーカーユニットを縦に並べた「ラインアレイスピーカー」を7式(トップスピーカー56台、サブウーファー7台)設置する。

コンサートイメージ(右上がラインアレイスピーカー)

通常のスピーカーに比べ、距離による音の減衰が少ないのが特長で、良質で臨場感ある音響が会場のどこにいても均一に楽しめるという。

■心拍数を上げる

バスケットゴールは、NBAでも使用されるアメリカ・スポルディング社のゴールが採用された。

攻撃の制限時間を表示する「ショットクロック」は3面制で、どの席からも見やすい。

またアリーナ内の計8カ所以上にリモートカメラが設置される予定で、ゴールに設置されるカメラは、迫力のダンクシュートや選手の競り合いを捉える。

演出設備を担当する「One Bright KOBE」の坂東創太さんは、
「このたびアリーナに導入する設備は、神戸ストークスのホームゲームで全観客の心拍数を上げ、NBAさながらの熱狂と興奮を創出できるよう、映像・音響など検討に検討を重ね選定しました。
 ひとつのドリブル、ひとつのシュート、そしてひとつのゴールにアリーナ全体が湧き上がる瞬間を想像し、私自身ワクワクしています」とコメントしている。
(浮田信明)

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