議員からのパワハラ根絶へ 三田市「ハラスメント防止条例」制定

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三田市は市議会議員による市の職員などへのパワハラを根絶するため、ハラスメント行為が認められた議員の名前を公表するなどの条例を議会で制定し、20日から施行しました。

三田市では、ことし3月に「市議会議員が幹部職員の人格を否定するような発言をした」などとする公益目的通報があったことを発端に、ハラスメントが問題視されていました。

その後、市が管理職を対象にしたアンケートでは、およそ4割の職員が「ハラスメントを受けたことがある」と回答していて、市議会は委員会を立ち上げハラスメントの根絶に向けて議論してきました。

20日の定例会では、委員会がまとめた「三田市議会ハラスメント根絶条例」の案が提出され、全会一致で可決され、20日から施行されました。

条例には、議会事務局に被害の相談や申し立てを受け付ける窓口を設置することや、ハラスメントが認定された場合は加害議員の名前を公表することなどが盛り込まれ、職員から議員へのハラスメントも含まれています。

議員によるハラスメント防止条例の制定は、県内では洲本市と加西市に次ぎ3例目となります。

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