姫路市出身の写真家・小川晴暘と、仏像撮影専門の写真館「飛鳥園」の歩みを紹介する企画展が姫路市立美術館で開かれています。
激しい怒りの表情を陰影を駆使して切り取った一枚の写真。
唸りを上げた瞬間のようで今にも動き出しそうな気配を感じます。
姫路市立美術館で開かれているこの企画展は仏像写真を芸術の領域にまで高めた写真家・小川晴暘の作品と晴暘が創立し、おととしに100周年を迎えた仏像撮影専門の写真館「飛鳥園」の歩みを紹介するものです。
小川晴暘は奈良の仏像や寺院を中心に文化財や文化遺産の撮影に精力を注ぎました。
会場では、晴暘の三男で「飛鳥園」の2代目を継いだ、小川光三が撮ったカラー写真も展示されていて、100年を越える飛鳥園の活動の歴史に触れることができます。
企画展「小川晴暘と飛鳥園100年の旅」は9月1日まで姫路市立美術館で開かれています。