ことし3月、神戸・元町の商店街で車が暴走し3人が死傷した事故で、警察は19日、実況見分を行い、運転していた男性を過失運転致死傷などの疑いで書類送検する方針を固めました。
この事故はことし3月、神戸元町商店街で87歳の男性が運転する軽自動車が暴走し、ワゴン車に衝突。
軽自動車の助手席に乗っていた男性の妻(当時82)が死亡した他、男性が全身を骨折する重傷、ワゴン車に乗っていた男性(27)が軽いけがをしたものです。
警察は19日夜、男性を立ち会わせて現場で実況見分を行い、当時の状況を再現しました。
警察によりますと、男性は事故の直前、スピードを出した状態で商店街に進入し、300メートル以上暴走していたということです。
男性の血液からは基準値のおよそ2倍のアルコールが検出されていましたが、当時の状況を詳しく説明できていることなどから、警察は危険運転致死傷の疑いを適用せず、過失運転致死傷などの疑いで書類送検する方針を固めました。