混沌とする県政 ”空席”理事と総務部長の後任人事が発表

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斎藤知事らへの告発文書を巡る問題を受け、空席となっていた理事と病欠が続いている総務部長について、兵庫県は16日、後任の人事を発表しました。

元西播磨県民局長が作成した告発文書を巡っては、副知事に次ぐポストとして「若者・Z世代応援担当理事」を務めていた小橋浩一理事(60)が、「現職で職務を遂行することが心身ともに厳しい」として7月下旬に自ら異動を申し出て部長級に降格した他、文書の中で3年前の知事選で、斎藤知事の事前運動に関わったとして名前が挙げられていた井ノ本知明総務部長が、7月30日から体調不良を理由に休んでいます。

県の人事課は午後から会見を開き、8月19日付けで空席だった理事のポストに稲木宏光財務部長を、新しい総務部長に有田一成総務部次長兼秘書広報室長を起用すると発表しました。

県政を巡っては、片山安孝副知事が「混乱を招いた」として7月末をもって辞職するなど、知事の側近3人が相次いで現場を離れる異例の事態となっています。

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