芦屋市では戦争の記憶を継承し、平和を願う行事が行われました。
この行事は芦屋ユネスコ協会などによって毎年終戦記念日に行われていて、会場となった芦屋市民センターではおよそ50人の参加者が正午のサイレンに合わせて黙とうした後、平和への祈りを込め鐘を鳴らしました。
その後開かれた集いでは、被爆者の体験をもとに作られた紙芝居が披露されました。
空を覆ったキノコ雲や皮膚が焼けただれた人たち。
紙芝居の絵を描いたのはウクライナから日本へ避難しているアーティスト、ユリヤ・ボンダレンコさんです。
故郷と広島の悲劇が重なって見えたというユリヤさんは、核兵器の恐ろしさや命の尊さを訴えました。
参加した人たちは戦没者に思いを馳せながら平和への思いを新たにしていました。