8日夕方、宮崎県南部で発生した地震を受け、気象庁は初めて「巨大地震注意」とする臨時情報を発表し、8日夜から県内でも対応に追われています。
8日午後4時43分ごろ、に発生した宮崎県南東部に位置する日向灘を震源とする地震では、宮崎県で最大震度6弱を観測しました。
震源の深さはおよそ30キロ、マグニチュードは7.1と推定されています。
この地震を受け、気象庁は8日夜、南海トラフ地震の想定震源域とされる東海沖から九州沖で、「大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっている」として、初めて「巨大地震注意」とする臨時情報を発表しました。
兵庫県では午後8時半ごろから、防災監をトップとする災害対策連絡会議を開催し、今後の対応を協議しました。
交通にも影響が出ました。
宮崎カーフェリーでは宮崎港発-神戸港着の便を欠航。
神戸港から宮崎港に向かう便は、予定通り出港しましたが、客からは不安の声が聞かれました。
一夜明け、兵庫県の斎藤知事は会見を開き、県民に対し、普段の生活を続けると共に正確な情報による行動を求めました。
また午後からは県・市町連絡会議がオンラインで開かれ、今後の対応など、自治体間での連携を確認しました。