■一生の宝物
兵庫県内の高校157校が出場した第106回全国高校野球選手権兵庫大会は、報徳学園の優勝で幕を閉じた。
今朝丸裕喜・間木歩のWエースを擁する報徳学園はセンバツ準優勝の実力を発揮し、準決勝では大会3連覇を狙った社を、決勝では5年ぶりの優勝をめざした明石商業を破り、夏の甲子園に16回目の出場を決めた。
サンテレビでは、兵庫大会を振り返る特別番組『夏のキセキ』を8月4日に放送した。
番組では、敗れた学校が試合後に行う「ラストミーティング」に密着。
監督のねぎらいに涙する選手、「もっとこのメンバーで野球がしたかった」と語る主将、敗戦チームが勝者に千羽鶴を託すシーンなどを紹介した。
また、逸材と期待されながら最後の夏はケガで一度もマウンドに立てなかったエースや、副将として猛練習を共にした女子マネージャーの姿も追った。
番組ゲストの北條史也さん(光星学院-阪神タイガースを経て現・三菱重工West)は、「仲間と過ごした時間は一生の宝物。これからの人生に生かしてほしい」と球児にエールを送った。
■初戦は大社と対戦
全国大会は8月7日に開幕する。
組み合わせ抽選の結果、報徳学園は大会第5日の第3試合で、島根県代表の大社と対戦する。
兵庫県勢の夏の甲子園は、最近では2019年に明石商業が中森俊介投手(現ロッテ)、来田涼斗外野手(現オリックス)らを擁してベスト4まで進んだが、全国制覇は1993年の育英から途絶えている。
2年連続センバツ準優勝の報徳学園、再び頂点を狙う!
(浮田信明)