7月、兵庫県クレー射撃協会が、前会長と所属の選手らが県の補助金を不正受給したと明らかにしたことに対し、所属していた女性選手が「話をしていない内容が含まれている」と反論しました。
会見で訴えるのは、兵庫県クレー射撃協会の元会員でトラップ種目で国内ランキング1位の大前有希選手です。
兵庫県クレー射撃協会は7月、前会長と大前選手らが、競技に使う消耗品の金額を水増しするなどした領収書を作成し、県の補助金を不正に受け取ったと発表しました。
しかし、大前選手は「補助金は前会長経由で受け取ることになっていて、前会長の指示で領収書を作成したが、自身は実費よりも少ない金額しかもらっておらず、不正の認識はなかった」「返還意思がないなど、話をしていない内容が含まれている」と協会側の発表に反論しました。
協会は刑事告発する方針で、資格停止処分も検討していますが、大前選手は十分な説明の機会が与えられていないとして、「調査には真摯に協力する慎重な決定をしてほしい」と述べています。