兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園でコウノトリの治療にあたる獣医師の仕事を知ってもらう特別講座が初めて開かれました。
この講座はコウノトリを治療する獣医師の業務内容とともに、野外で暮らすコウノトリにどのような事故が起きているのかを知ってもらおうと初めて実施されました。
講座では、獣医師の松本令以さんが「防獣ネットや高圧電線などの人工物で死亡したり、けがをするコウノトリが増えている」などと事故の現状や危険性について説明しました。
このあと、参加者はコウノトリの治療や手術を行う部屋を見学し、医療機器の使い方や治療方法などを学んでいました。
コウノトリの郷公園は「獣医師の業務を通じてコウノトリや生き物に関心を持ってもらいたい」としています。