バス業界が抱える運転手不足の課題を改善しようと、姫路市のバス会社が女子サッカー選手向けの運転体験会を開きました。
姫路市に本社を置く神姫バスの施設で24日、大型バスの運転体験会が開かれ、女子サッカーなでしこリーグ1部で活躍するASハリマアルビオンの選手やコーチたちが大型バスの運転に挑戦しました。
近年、バス業界では運転手不足が課題となっていて、路線バスの減便や休止の他、修学旅行で観光バスの手配が難しくなることもあるということです。
一方、ASハリマアルビオンの所属選手は地元の企業で働きながら練習や試合に励んでいるアマチュアの選手が大半で、この体験会はバスの運転に興味をもってもらうとともに、選手の就業先の創出や引退後のセカンドキャリアにつなげてもらおうと企画されました。
体験会では選手4人とコーチ2人がハンドルを握り、大型バスを慎重に走らせていました。
神姫バスは今後も運転手の処遇改善や多様な働き方を可能にすることで、バス運転手の採用を積極的に行っていきたいとしています。