兵庫県の神戸・ポートアイランドに、まちのにぎわいを取り戻そうと住民が立ち上げた私設図書館があります。
子どもから大人まで多様な世代が参加し、運営にも協力する「みんなの居場所」を取材しました。
神戸・ポートアイランドの商店街の一角にある私設図書館。
「まちライブラリーみなとじま」室内には、小さな子どもが遊べる絵本スペースがある他、漫画や少し大人向けの本など、700冊ほどが並びます。
図書館ですが、お茶をするのも、おしゃべりも自由。
様々な年代が思い思いに過ごします。
図書館は、地元出身で保育士の藤本さんたちが中心となり、2022年11月に、母親たち6人でオープンしました。
賃料を賄うため、「ひと棚オーナー」制度を導入。
オーナーは月額2200円で他の人に読んでほしい本を棚に置き支援します。
運営は、大学生や80代までおよそ30人のボランティアが担当。
図書館を地域で支えています。
週末や夜には、ギターや書道、中国語など住民らが特技をいかした教室を開催。
世代間交流の場所となっています。
住民手づくりの「みんなの居場所」きょうも、笑顔が広がります。