明石市で発生した歩道橋事故から21日で23年となるのを前に、安全や安心について考える講演会が開かれました。
明石市内で開かれた講演会は、明石歩道橋事故の遺族の呼び掛けで開かれ、1985年8月に起きた日航ジャンボ機墜落事故で当時9歳の次男・健君を亡くした美谷島邦子さんが登壇しました。
美谷島さんは、墜落事故の遺族会で事務局長を務め再発防止などを訴える傍ら、歩道橋事故の遺族とも親交を深めてきました。
講演会で美谷島さんは、明石市の丸谷市長ら訪れた人に向かい、我が子を亡くした悲しみとともに、安全は人がつくるものだと訴えかけました。
歩道橋事故から23年となる21日の夜には、遺族や丸谷市長らが現場に花を手向けます。