兵庫県の斎藤知事はパワハラ疑惑などの告発文書を巡る一連の問題で、ワインをおねだりしたととされる音声データについて、「確認して然るべきタイミングで答える」と述べました。
大阪市で開かれた関西広域連合委員会に出席した斎藤知事は、委員会終了後、報道陣に進退を問われ改めて辞職を否定し次のように述べました。
【斎藤知事】
「現下の状況を招いているということは大変申し訳ないが、これからひとつひとつの業務を着実にすすめていくこと、文書問題に対して調査に対応していくということで、県政の信頼回復と、県民の皆さんに政策を着実に進めていくことで責任を果たしていくことが私の務めだと考えています」
また、元県民局長が残した知事の声だとされる音声データを聞いた斎藤知事は。
【斎藤知事】
「ちょっと今、記憶がないので、確認をして然るべきタイミングでお答えをさせていただきたい」
「きょうはすみません、急でしたので。関西広域連合で来させていただいたので」
午後開かれた関西広域連合と関西経済連合会との意見交換会には、大阪府の吉村知事も出席。
日本維新の会は知事選で斎藤知事を推薦していて、会の共同代表でもある吉村知事は明言を避ける斎藤知事の対応に苦言を呈しました。
19日に開かれる第3回百条委員会では、元県民局長が残した音声データや陳述書が調査資料として採用されるか判断されるということです。