能登の被災者に「書」で届ける思い ダウン症の書道家・隅野由子さんの作品展

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ダウン症の書道家・隅野由子さんが能登半島地震の被災者に向けて制作した作品展が姫路市の美術館で開かれています。

「まわり道でも無駄とはいわない」。

そっと背中を押してくれるような、あたたかみのある文字が並びます。

姫路市の三木美術館では、ダウン症の書道家・隅野由子さんが能登半島地震で被害を受けた人たちに届けたい思いなどをつづった書や墨絵など、42点が紹介されています。

神戸市に住む隅野さんは、高校生の頃から書道や水墨画の制作を始め、自由で豊かな作風は海外でも高い評価を受けています。

ことし1月から3カ月かけて描かれた満開の梅の木の墨絵は、「共にいきる」という作品名が付けられました。

この他会場には、「今日もあと一歩だけ前へ進もう」など、被災した人たちに優しく寄り添う言葉が展示されています。

この作品展は、今月28日まで開かれています。

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