三田市は、管理職の職員を中心に行ったアンケート調査の結果、およそ4割の職員が市議会議員から威圧的な態度を取られるなどのハラスメントを受けたことがあったと発表しました。
三田市では、ことし3月、「市議会議員が幹部職員の人格を否定するような発言をした」などとする公益目的通報があり、田村市長が議長に対し、一部の市議の言動を改善するよう申し入れをしています。
この問題を発端に、市は管理職を対象に市議からのハラスメント行為に関するアンケート調査を実施。11日、田村市長が議長に対し、調査結果を手渡しました。
市によりますと、回答した171人中およそ4割にあたる65人が「議員からハラスメントを受けたことがある」と答え、「威圧的・高圧的な言動や態度をされた」などの回答が多かったということです。
市議会は「ハラスメント根絶検討委員会」を立ち上げていて、9月の定例会でハラスメント防止に向けた条例の制定を目指しています。